そして、ただ単に最初のライブを行ったところ、というだけでなく、様々な不思議なご縁のあるところなのです。
私(九代目)が最初にAgainに行ったのは、ビレッジ・シンガーズの小松さんから「今度、武蔵小山のCafe Againという、ユニークなオーナーがやっているライブハウスで、お父さんのことをやるよ」と教えられ、郡さんの「ほのぼのSP講座」の「古関裕而特集」に出掛けたのが初めてでした。丁度父の生誕100年であちらこちらで、皆さんが父のことを取り上げて下さっていた2009年のことだと記憶しています。
郡さんのSP講座では、その後ももう一度父を取り上げて下さり、また父とご縁の深かった古川ロッパさんの特集などにも出かけました。
また小松さんも、ずーっと今でもAgainでひとりライブをされていて、私はよく出かけて、オーナーの石川さんとも顔馴染みになるようになりました。
そして3年ほどたった2012年の初秋のことでした。私は以前からオールディーズのバンドを知り合いとやっていて、SUZUもそのメンバーで、そのクリスマス・ライブ・パーティーを年末にやることになっていたのですが、そのパーティで、もうひとつクリスマス・ソング専門のスペシャル・ユニットを別に組もう、という話がまとまり、ある夜打合せに集まりました。
そしてそのときSUZUが「今日、友達と武蔵小山の面白いライブハウスに行って来た」と言うので、武蔵小山の面白いライブハウスといったらAgainかなと思って「ひょっとしたらAgain?」と訊いたら、ピンポーンでした。
丁度その翌日、小松さんのライブを聴きにAgainに行く予定だった私はビックリ。SUZUも僕がAgainを知っているのでビックリしていました。
そして詳しく訊くと、友達と年末にAgainで歌会をやるというのではありませんか。そしてその友達というのが、そのときは私はまだ知りませんでしたが(厳密にはその前に一度ちらっとお会いしていたのですが)、皆さんご想像のとおりSANAでした。
翌日Againで石川さんに、「昨日女性二人組が来たでしょう。そのひとりは友達だよ」と話したら、石川さんもビックリしていました。
そしてその年末の歌会がAgainでの第1回の「カフェで歌おう」でしたが、私は生憎と福島に行かねばならず、その第1回には行っていないのですが、第2回から今日の第7回までは毎回行っています。
そして、その年末の「カフェで歌おう」もクリスマス・スペシャル・ユニットも無事終わり、そして新たにSUZUとライブ・ユニット「喜多三」を始めることとなり、そのピアノをSUZUがSANAにお願いしたら、SANAはまず最初にAgainの空いている日を探し、「3月24日、Againが空いているから押さえましょう」と即決。中身は何も決まっていないうちに、喜多三の初ライブの日だけが決まりました。
こんな風に、それぞれ別々にAgainとご縁のあった私とSUZU,SANAの二人が、一緒にユニットを組んだ最初のライブをAgainで行ったのは、ある意味で必然だったのかも知れません。
そして先日の下丸子での大きなライブが、皆様のお陰で成功裡に終わり、ちょっと気が抜けて、次のライブをいつやろうか?と考えているうちに、「8月10日、Againが空いている」と言ったのは、またしてもSANAでした。
そして今日、8月10日、Againでのライブ、正式決定です。
先日のライブは、かなり完成度が高い仕上がりとなり、我々はあのライブをこれからも各地で開催して行くつもりですが、8月のAgainではまた新たな趣向を凝らしたライブをご披露したいと考え、これから中身を練ってゆきますので、どうかご期待下さい。(九)