友達とランチをして、ポカポカ陽気に誘われて、というか最近は健康のために歩くようにしていますが、約25分かけて家まで歩いて帰る途中で見かけた、梅の花。白梅と紅梅が見事に競い合って咲いていました。
梅の花というと、子供の頃、両親と行った熱海の梅園を思い出します。二人とも熱海が好きで、よく行ったのですが、正月から今頃までの時期だと必ず梅園に行っていました。鶯の鳴き声が出る笛(なんと言うのだろう。鶯笛?)が中々難しく、何度練習しても、うまく吹けませんでした。
梅の花と言うと、必ず連想で対比するのが桜の花。
華やかさではどうしても染井吉野には負けますが、他の桜とはいい勝負だと思います。
この写真の梅なんか、見事ですよね。
でもふと気になって、歌の世界ではどうかと、ちょっと調べたら、梅で始まるタイトルの歌は、手元の「歌謡1001」では「梅と兵隊」1曲のみ。他に梅がつくのは「湯島の白梅」だけでしょうか?
桜の方が圧倒的に多いなあ、と思って「歌謡1001」を見たら、なんとなんと桜ではじまるのは「さくら貝の歌」1曲だけ。まあ手元の本が古いせいもありますが・・・。
そういえば、「さくら貝の歌」の作曲者、八洲秀章さんのご長男の鈴木勲さん。カントリー大好きの、僕より少しお兄さんの素敵な方で、最近お会いしていないけどお元気かな?
古関裕而の曲でも、我々のレパートリーにもなっている「山桜」とか、戦時歌謡で「さくら進軍」などと言う歌はあるけど、梅がつく歌はないようだ。
梅って、梅干しや梅酒などだけでなく、薬にもなって、人間には大切な植物なのに、桜の陰に隠れているようで、可哀想だね。(九)