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高遠彩子さんの唯一無二の声

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今晩(9月9日)は新宿Pit Innに高遠彩子さんの歌を聴きに行きました。

今日は彼女のライブではなく、ジュリエッタ・マシーンというユニットのライブに、ゲスト出演ですが、彼女のファンも大勢来ていて、Pit Innは満員の盛況でした。

歌手と言うより、最近は蕎麦好きが高じての、蕎麦評論家?蕎麦ソムリエ?としての活動の方が忙しいような彩子さんですが、彼女の歌には、他の誰も真似が出来ないような、ある意味中毒になりそうな魅力があります。

それはアドリブ的に歌う時のとてつもない高音。トランペットの最高音のような、下手すると金切声のような、悲鳴のような高音ですが、その声はその場の空気を切り裂き、聴く者の身体に浸み込み、快感ともいえる感覚を覚えます。一度聴くとまた聴きたくなる。これは中毒です。

音大出の彩子さんですが、学校では決して教わらないような、クラシックの声楽の先生だったら怒り出すような発声法ですが、どこであのような発声を得とくしたのか、以前彼女に天性の声ですね、と言ったことがありますが、余人には真似の出来ないようなあの声は、まさに唯一無二の声と言えるでしょう。

まだ高遠彩子さんを聴いたことのない方、機会があったら逃さず聴くべきです。(九)

 

2014/09/10   KITASAN