前にお伝えした通り、喜多三のCDは、ネットからダウンロードすることも、ストリーミング配信でお聴きになることも出来ます。
しかしCDには解説書が付いていますが、ネット配信では曲を聴くことしか出来ませんので、
ネットからのお客様のために、解説書の曲目解説を以下に転載致します。
尚、CDのお申し込みは、CONTACTページからお申込み下さい。
ネットでのダウンロードは、モバイル・コロムビア、レコチョク、iTuneなどから出来ます
ストリーミング配信は、Apple Music、LINE Musicなどでお聴きになれます。
「喜多三が選ぶ 珠玉の古関メロディー」 解説書 曲目解説
●君の名は 菊田一夫作詞 古関裕而作曲
昭和27年、放送時間帯は女性が皆ラジオを聴くため、銭湯の女湯が空になっと、との伝説が生まれるほどの大ヒット・ドラマ「君の名は」の主題歌。映画化と同時に発売されたレコード(歌:織井茂子)も大ヒットとなったが、放送ではソプラノ歌手の高柳二葉が歌っていた。喜多三の演奏はこのクラシック・バージョンに拠っている。
●フランチェスカの鐘 菊田一夫作詞 古関裕而作曲
戦後間もない昭和23年のヒット曲。切ない別れの曲だが、戦争で大切な人を亡くしたり、別れ別れになった大勢の人々の心に響いたのだろう。歌った二葉あき子は広島で原爆に遭い、この歌を戦争で亡くなった人々への鎮魂歌として歌っている、と語っていた。
●いつだったかな 菊田一夫作詞 古関裕而作曲
越路吹雪は昭和26年に宝塚を退団し、コロムビアの専属歌手となった。
この曲は、新たな道を歩み始めた彼女の初期のオリジナル曲で、コロムビアも菊田・古関というゴールデン・コンビを起用するという力の入れ方だった。越路吹雪に相応しいシャンソン風の佳曲である。
●我、君を愛す 菊田一夫作詞 古関裕而作曲
昭和36年9月に東京宝塚劇場で上演された舞台劇「香港」の主題歌。主演の浜木綿子が歌った。終演後、観客が皆この曲を口ずさんでいた、というエピソードが物語るように、綺麗で覚えやすく、どことなく異国情緒が漂うメロディーである。喜多三の初回のライブで評判となり、以降喜多三のライブには欠かせない曲となっている。
●歌が生まれるとき 古関正裕作詞・作曲
古関正裕は、喜多三を始めてから本格的に作詞・作曲をするようになった。ライブの度に新曲を発表しており、2013年4月のライブで披露したこの曲は好評を博した。
●幸子の子守歌 古関正裕・鈴木聖子作詞 古関裕而作曲
古関裕而は初めての孫娘幸子のために、紙に空けた穴で音が鳴るミュージックモビールで、この子守唄を作った。公表されなかったこの曲はメロディーのみだったので、今回CDに収録するにあたり古関正裕がハーモニーを付け、鈴木聖子と共作で作詞した。曲の始まりと終わりに、原曲を模して手回しオルゴールをフィーチャーしている。
まだCD「喜多三が選ぶ 珠玉の古関メロディー」をお求めでない方、この機会に是非お聴き下さい。