高柳二葉さん（写真。東京音大名誉教授）は声楽家で、藤原歌劇団に所属するとともに、母校の東洋音楽学校（現東京音大）で後進の指導にあたられた方。
ラジオドラマの「君の名は」の主題歌を歌ったことで知られています。
1915年生まれで2013年に98歳でお亡くなりになりました。
先日東京音大の図書館から連絡があり、高柳さんの遺品を整理していたところ、古関裕而の直筆と思われる楽譜が出てきたので、見て欲しいとのこと。
そこで昨日東京音大に行って来ました。
拝見したところ、十数曲くらいの手書きの楽譜があり、大部分は父の直筆で、あとどなたかが清書したような楽譜もありました。
曲は「君の名は」の挿入歌と「君の名は」の後番組の「由紀子」というドラマの挿入歌などでした。
ラジオの「君の名は」は音源が殆ど残っていないので知りませんでしたが、かなりの数の挿入歌があり、それをみな高柳さんが歌っていたようです。
映画の「君の名は」には「黒百合の花」をはじめとして、幾つかの有名な挿入歌がありますが、ラジオでも挿入歌があったとは知りませんでした。
楽譜のコピーを頂くことになっていますので、いつか喜多三のライブで何曲か披露できるかもしれません。(九）
ページトップへ戻る
